所有者等は、昇降機の運行を直接管理するために、昇降機の運行に十分な知識を有する運行管理者を原則として建物ごとに選任するものとしています。だだし、昇降機の設置台数その他の状況により管理上支障がない場合は、複数の建物に一人でよいとしています。
所有者等は、昇降機の運行を直接管理するために、昇降機の運行に十分な知識を有する運行管理者を原則として建物ごとに選任するものとしています。だだし、昇降機の設置台数その他の状況により管理上支障がない場合は、複数の建物に一人でよいとしています。
荷物用エレベーターは、法律上で許されているのは運転者1名のみです。また人が乗るエレベーターとして使用するには安全面で問題があります。荷物と違い人間は立って乗るためにスペースを余り取りませんので、乗りすぎて積載重量をオーバーすることが多くなります。危険ですからおやめください。
エレベーターによっては初期微動(P波)を感知して最寄階に停止し、扉を開く物もありますが、そのような機種でない場合はエレベーター内で揺れを感じたら、真っ先にすべての階の行き先ボタンを押して下さい。停止後は速やかにエレベーターから降りてください。また、地震や火災の避難にはエレベーターを使用しないでください。地震や火災に伴う停電によりエレベーター内に閉じ込められる危険性があります。さらに、地震や火災がおさまっても、安全運行の点検があるまで使用しないでください。
停電になっても、自動的に停電灯が付きます。またエレベーター内で窒息するようなことはありません。無理に出ることは危険ですので、備え付けのインターホンで通報し、管理者の指示に従ってください。仮にエレベーター管理者との連絡がつかない場合は、戸をたたき大声で外部に知らせ、エレベーター管理会社へ連絡をしてもらってください。
決められた積載重量をオーバーする荷物を乗せることは危険です。かごが沈下し、正常に動かなくなることがあります。積んだ荷物を下ろしただけでは動きませんので、エレベーター管理会社の技術者を呼び対応をさせてください。
怪我人に対して速やかに応急手当てをして下さい。その上で、消防車及び医療機関、被害者家族、専門技術者への連絡を行ってください。その後、24時間以内に特定行政庁へ規定された様式により昇降機事故速報を提出し、また事故処理が解決した日から起算して7日以内に昇降機事故詳報を報告してください。ちなみに、昇降機所有者は、緊急体制として医薬品、担架、はしご等を常備し、定置したうえで明示しなければなりません。また、事前に医療機関との連帯方法と技術者への連絡方法を定めることが必要です。
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